
「本当に会えるの?」 「ガイドツアーなしでも大丈夫?」
そんな不安をお持ちの方へ。結論から言うと、シギラビーチは**日本国内でもトップクラスに「個人でウミガメに会えるビーチ」**です。
広大なシギラセブンマイルズリゾートの中にあり、ラグジュアリーな雰囲気が漂うビーチですが、海の中はまさに野生の王国。 なぜここでウミガメに会えるのか? どの時間帯に行けばいいのか? その秘密をすべて公開します。
目次
1. 気になる「遭遇率」はどれくらい?
結論:条件さえ合えば「90%以上」
大げさではなく、シギラビーチでのウミガメ遭遇率は極めて高いです。 筆者の経験則で言えば、「適切なポイント」を「適切な時間」に泳げば、9割以上の確率で会えます。 1回のシュノーケリング(約40分〜1時間)で、1匹どころか3匹〜5匹に遭遇することも珍しくありません。
なぜこんなに会えるのか?
他のビーチ(例えば新城海岸など)もウミガメスポットとして有名ですが、シギラビーチにはウミガメが定住したくなる理由があります。
- 豊富な「アマモ(海藻)」 シギラビーチの海底には、ウミガメの大好物である海藻「アマモ」が草原のように広がっています。彼らにとってここは、ただ通り過ぎる場所ではなく**「毎日の食堂」**なのです。だから、ご飯を食べている無防備な姿をじっくり観察できます。
- 入り江による「安全性」 シギラビーチはリーフ(サンゴ礁)に囲まれた入り江のような地形をしています。外洋の荒波やサメなどの外敵から守られているため、カメたちにとっても安心して眠れる「寝室」のような場所なのです。
- 人間への「慣れ」 長年、多くの観光客が泳いでいるため、シギラビーチのカメたちは人間に非常に慣れています(もちろん触るのは厳禁ですが)。人間を見てもパニックになって逃げ出すことが少なく、悠々と泳ぐ姿を見せてくれます。
2. 失敗しないための「タイミング」攻略
ウミガメに会えるかどうかは、**「潮位(タイド)」と「時間帯」**がすべてを握っています。ここを間違えると、遭遇率はガクンと下がります。
【鉄則】狙うべきは「満潮」前後
シギラビーチ攻略の鍵は、間違いなく**「満潮(ハイタイド)」**です。
- 満潮時のメリット
- ウミガメがリーフの外から、浅瀬の「食堂(アマモ場)」に入ってきやすい。
- 水深が深くなる(大人の胸〜背が立つくらい)ため、人間も泳ぎやすく、カメを上から観察しやすい。
- サンゴでお腹を擦る心配がない。
- 干潮時のデメリット
- 水深が浅くなりすぎて(膝下レベル)、泳ぐのが困難になる。
- カメも浅すぎて入ってこれない、または沖の深い場所に留まってしまう。
- 無理に泳ぐとサンゴを破壊してしまう。
★ベストタイム:気象庁の潮位表で「宮古島(平良)」を確認し、満潮時刻の前後2時間を狙ってください。
時間帯は「午前中」がベスト
潮位が許すなら、**午前中(9:00〜11:00頃)**がおすすめです。
- 透明度が高い:午後になると人が泳いだ影響で砂が舞い上がり、透明度が落ちることがあります。
- 光が綺麗:午前中の太陽光が差し込む海中は非常に美しく、写真撮影にも最適です。
- カメの朝食タイム:朝の時間帯は活発に食事をしていることが多く、海底の海藻を夢中で食んでいる姿が見られます。
3. ウミガメはどこにいる?「ポイント」完全解説
シギラビーチは広いですが、闇雲に泳いでも疲れるだけです。ウミガメが出没する「ホットスポット」は決まっています。
目指すべきは「左側」のエリア
ビーチのエントリー場所(砂浜)から海を見て、「左手側」から「中央」にかけてのエリアが激アツゾーンです。
- エントリー後、まずは沖へ 砂浜から海に入り、水深が腰くらいになるまで進みます。
- 左斜め沖を目指す シギラビーチの左側には岩場が続いています。この岩場沿いではなく、**岩場から少し離れた「海底が緑色(海藻)に見えるエリア」**を目指してください。
- 水深1.5m〜2mラインをキープ 満潮時で水深が2m前後になるあたりが、カメの食事場所です。
- 「白い岩」周辺もチェック 海底にポツンとある大きな岩の陰で、カメが昼寝をしていることがあります。泳ぎながら、岩の下や窪みを覗いてみてください。
絶対に行ってはいけない場所
- リーフエッジ(白波が立っている場所):湾の入り口付近は流れが速く、非常に危険です。カメを追いかけて沖に行き過ぎないようにしてください。
- 右側の岩場奥:右側も魚は多いですが、カメの遭遇率は左側に比べるとやや下がります(いないわけではありません)。
4. これで完璧!シュノーケリング装備と準備
シギラビーチはリゾートビーチですが、相手は自然です。安全かつ快適に楽しむための装備を整えましょう。
必須アイテム
- ライフジャケット(必須!) シギラビーチは管理されており、**ライフジャケットの着用が強く推奨(ほぼルール化)**されています。浮力確保はもちろん、サンゴの上に立たないためにも必須です。ビーチハウスでレンタル(有料)も可能です。
- マリンシューズ 砂浜に見えますが、海中はゴツゴツした岩やサンゴのかけらが多いです。裸足やビーチサンダルでは怪我をします。
- ラッシュガード・レギンス 日焼け対策とクラゲ対策です。宮古島の紫外線は強烈なので、肌の露出は控えましょう。
- シュノーケル&マスク 自分の顔に合ったものを持参するのがベストですが、レンタルも高品質なものが揃っています。
- フィン(足ひれ) カメについていくためにはフィンが必要です。ただし、浅瀬でサンゴを蹴らないように、短めのフィンが扱いやすくておすすめです。
あったら便利なもの
- 箱メガネ:顔を水につけられないお子様や、メイク崩れが気になる方に。
- 曇り止め:感動の瞬間にマスクが曇っていては台無しです。
- 水中カメラ(GoProなど):カメとのツーショットを撮るなら必須。スマホを防水ケースに入れるのもありですが、操作性は専用カメラに劣ります。
5. 実践!ウミガメを見つけるための「コツ」
海に入ったら、どうやって探せばいいのでしょうか? 達人がやっている「探すテクニック」を伝授します。
① 海底の「海藻」を探せ
カメは食事をするために海藻(アマモ)が生えている場所にいます。 白い砂地だけが広がっている場所よりも、海底がモサモサと緑色になっている場所を重点的に探してください。
② 息継ぎの瞬間を見逃すな
ウミガメは爬虫類なので、数分〜数十分おきに呼吸のために水面に上がってきます。 海面を見渡して、「プハッ」と顔を出している黒い影がないか探してみてください。息継ぎをした後は、また海底に戻っていくので、その方向へゆっくり向かえば会えます。
③ 人だかりを探す
一番簡単な方法です(笑)。 海の中で数人が一箇所に留まって下を見ている場合、そこにはカメがいる確率が高いです。 ただし、割り込んだり、上から覆いかぶさったりするのはマナー違反。少し離れた場所から順番を待ちましょう。
6. ウミガメに会った時の「絶対ルール・マナー」
ウミガメは野生動物です。彼らを驚かせないため、そして今後もシギラビーチに住み続けてもらうために、以下のルールを絶対に守ってください。
❌ 絶対に触らない
タッチは厳禁です。 人間が触れることで、人の持つ細菌がカメに移ったり、カメが極度のストレスを感じてその場所に戻ってこなくなったりします。宮古島の条例でも禁止されています。 「可愛くてつい…」という気持ちは分かりますが、グッとこらえてください。
❌ 上から覆いかぶさらない
カメは呼吸のために水面に上がってくる必要があります。 カメの真上に人がいると、怖がって上がってこれず、最悪の場合、溺れてしまう可能性があります。 観察するときは**「横から」または「斜め後ろから」**が鉄則です。カメの進路を塞がないようにしましょう。
❌ 追いかけ回さない
カメは本気を出せば人間より遥かに速く泳げますが、食事中や休息中はゆっくりしています。 必死にフィンで追いかけ回すと逃げてしまいます。 **「カメと同じペースで、ゆっくり並走する」**のが、長く一緒に泳ぐコツです。リラックスしているカメなら、向こうから近づいてくることもあります。
⭕ 距離感は「2メートル」
手を伸ばしても届かない、2メートル程度の距離を保ちましょう。これならカメも警戒せず、自然な姿を見せてくれます。
7. 写真撮影のプロテクニック
せっかくなら、インスタ映えする最高の写真を撮りたいですよね。 シギラビーチでの撮影のコツを紹介します。
① 太陽を背にする(順光)
太陽→自分→カメ という位置関係になると、カメに光が当たって甲羅の模様や色が鮮やかに写ります。逆光だとシルエットになってしまいます。
② カメと同じ目線まで潜る(スキンダイビング)
水面から見下ろす写真も可愛いですが、もし素潜り(スキンダイビング)ができるなら、カメと同じ水深まで潜って、横や下からのアングルで撮ってみてください。 空と海とカメが一体になった、幻想的な写真が撮れます。 ※素潜りをする際は、周囲のシュノーケラーにぶつからないよう十分注意してください。





