三角点とは

宮古島は写真映えのするスポットが多いことで若者にも人気ですが、その中でも特にSNSなどで多く見かける伊良部島の三角点(さんかくてん)。
実は、2015年の伊良部大橋開通前まではあまり知られておらず、観光雑誌等にも載っていない隠れ絶景スポットです。今回は宮古島市伊良部島の三角点をご紹介します。
『三角点』ってどういう意味?

そもそも、皆さんは「三角点」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、土地家屋調査士さんが行う測量で用いる専門用語で、正確な位置を求める測量をおこなうために、国土地理院が作った位置の基準となる点のことをいいます。
今回紹介する伊良部島の三角点も、その基準のポイントなんです。そんな基準の場所からの景色が、人々を魅了する素晴らしい眺望だったことから、三角点と呼ばれるようになったんです。
アクセス

三角点は宮古島と伊良部大橋で繋がっている、伊良部島にあります。今ではGoogleマップにも掲載されているので、大体の場所はわかるのですが、付近には看板などもないので入り口も分かりにくく、気付かず通り過ぎてしまう人も多いのです。
伊良部大橋を渡り、伊良部島外周道路を右折、佐良浜港を通り伊良部島の北側へ向かいます。
白鳥崎という岬へ向かう途中に三角点はあります。そこで、唯一の目印となるのが道路の真ん中にある水色の「BIKE」の文字。
この文字から約30メートルほど伊良部大橋方面に進むと、獣道のような入り口が見つかります。
眼科に広がるターコイズブルーの世界

足元が悪く木々が生い茂る隙間を抜けると、地球を全身で感じる景色が待ち受けています。
目の前には青い空、眼下に美しいサンゴ礁の海が広がり、遠くに見える水平線は丸く、海からの潮風に吹かれると、五感すべてが刺激されるような初めての感覚を味わうことができます。
この場所は、断崖絶壁にあるので伊良部島の北海岸を一望できます。
こんなにも高いところからでも、ウミガメやマンタの姿を見ることができるほど、透き通った海はいつまでも眺めていられますよ!
宮古島は透明度の高い海で知られ、三角点の高台からはエメラルドグリーンやターコイズブルーの広大な海が広がっています。特に晴天の日には、海の色が際立ち、その美しさに圧倒されるでしょう。
【2024最新】三角点は立ち入り禁止?

断崖絶壁から綺麗な海を眺めることができる三角点ですが、同時にとても危険な場所でもあるため、インターネットを検索すると三角点が立ち入り禁止との情報があるかと思います。
この点、私自身2024年の夏に現地に行きましたが、特に立ち入り禁止とはなっていませんでした。
しかしながら、とても危険な場所であることに変わりはありませんので、最新の情報をご確認の上、安全にお気を付けてお出かけください。なお、市などから立ち入り禁止の指示が出た場合は、その指示に必ずしたがってください。
●三角点は観光名所ではなく測量の観測地点なので、駐車場などはありません。他の車の通行の邪魔にならないよう、また交通法規を遵守の上停車するようにしましょう。
●断崖絶壁であること、足場もとても悪いことから、4〜5人くらいでいっぱいになってしまうほど狭い場所です。写真などを撮る際も重々気をつけてください。
●風などで帽子も飛んでいきやすいです。虫もいますし、雨などで足元が濡れていると滑りやすいので服装や靴などにも気を付けてください。
安全に三角点を楽しもう!
今回は、宮古島の中でも人気の高い「三角点」という絶景スポットについてご紹介しました。
三角点は、美しい絶景が見れる一方で、危険が伴う場所でもありますので、訪れる際には安全面に留意して、絶景をお楽しみくださいね。
宮古島には三角点だけでなく、まだまだ知られていない穴場の絶景スポットがたくさんあります。
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