
「東洋一美しいビーチ」
旅行雑誌や観光サイトで、何度もこの言葉を目にしたことがあるでしょう。 宮古島の南西に位置する「与那覇前浜(よなはまえはま)ビーチ」に冠されたこの称号は、決して大げさな表現ではありません。
全長7kmにも及ぶ白砂のロングビーチ。 透き通るようなクリスタルブルーの海。 そして目の前に架かる美しい来間大橋。
トリップアドバイザーの「日本のベストビーチ」ランキングでも数え切れないほど1位を獲得してきたこの場所は、まさに日本が世界に誇る宝物です。
しかし、あまりにも有名であるがゆえに、「人が多すぎて楽しめなかった」「駐車場が満車だった」「何をすればいいか分からず、ただ写真を撮って終わった」という失敗談も耳にします。
そこで今回は、宮古島に魅せられ通い詰めた筆者が、**与那覇前浜ビーチを120%楽しみ尽くすための「絶対にやるべき5つのこと」**を提案します。ガイドブックには載っていない、地元民が教える「混雑回避の裏ルート」や「最高の撮影時間」、そして「泊まるべきホテル」まで、徹底的に解説します。
目次
そもそも、なぜ「東洋一」と呼ばれるのか?
具体的な楽しみ方を知る前に、なぜここがアジアNo.1と称賛されるのか、その理由を知っておきましょう。これを知っているだけで、現地で感じる感動の深さが変わります。
1. 驚異の「パウダーサンド」
沖縄には数多くのビーチがありますが、前浜ビーチの砂の細かさは別格です。 裸足で歩くと「キュッ、キュッ」と音がするほどのきめ細やかさは、まるで片栗粉や小麦粉の上を歩いているよう。サンゴが長い年月をかけて砕かれ、波に洗われてできた純白の砂は、真夏の炎天下でも不思議と熱くなりすぎず、素足で駆け出したくなる心地よさです。
2. 圧倒的な透明度と「青」のグラデーション
前浜ビーチは遠浅で、海底が一面真っ白な砂地であるため、太陽光が海底で反射し、海の色が「発光」しているかのように明るく見えます。 波打ち際の無色透明から、鮮やかなエメラルドグリーン、そして沖合の深いコバルトブルーへと変化するグラデーションは、絵の具でも表現できない美しさです。
3. 人工物との奇跡の調和
自然の美しさだけでなく、対岸の来間島(くりまじま)へと伸びる全長1,690mの「来間大橋」の景観が、このビーチを特別なものにしています。 なだらかな曲線を描く橋のシルエットが、青い海に近代的なアクセントを加え、フォトジェニックな絶景を作り出しているのです。
絶対にやるべきこと①:朝8時の「誰もいない海」で奇跡の一枚を撮る
多くの観光客は、ホテルの朝食をゆっくり済ませて、10時〜11時頃にビーチに到着します。 しかし、本当の「東洋一」の実力を知りたいなら、狙うべきは**「朝8時(遅くとも9時)」**です。
なぜ「朝」なのか?
- 足跡のない砂浜:前日の足跡が夜の間の風と波で消され、まだ誰も踏んでいない真っ白な砂浜が広がっています。
- 圧倒的な「順光」:午前中は太陽が東側(背中側)から当たる「順光」になります。海に光がたっぷり入り、空も海も最も青く撮れるのがこの時間帯です。午後は逆光気味になり、海の色が少し白っぽくなります。
- 貸切状態:観光バスやツアー客が来る前なので、7kmのビーチを独り占めできます。
プロ直伝!映える撮影テクニック
- 波打ち際ギリギリのローアングル:スマホを逆さまにして持ち、カメラレンズを水面ギリギリに近づけて撮影してみてください。空と海が一体化したような迫力ある写真が撮れます。
- 来間大橋を背景にジャンプ:定番ですが、人がいない朝なら恥ずかしがらずに思いっきりジャンプできます。連写モードを使って最高到達点を切り取りましょう。
絶対にやるべきこと②:絶叫と爽快感!「マリンスポーツ」で海を駆ける
ここで一つ、重要な事実をお伝えします。 「与那覇前浜ビーチは、シュノーケリングには不向きです」
「えっ、こんなに綺麗なのに?」と思うかもしれませんが、海底が砂地であるため、魚の隠れ家となるサンゴや岩場がほとんどありません。熱帯魚と泳ぎたいなら「新城海岸」や「シギラビーチ」がおすすめです。
その代わり、前浜ビーチは**「モーター系マリンスポーツ」の聖地**です。
前浜で体験できるアクティビティ
- ジェットスキー:青い海原を時速80km近いスピードで疾走する爽快感は病みつきになります。インストラクターの後ろに乗って絶景ツーリングを楽しめます。
- バナナボート・ビッグマーブル:家族や友人と一緒に乗れる定番アクティビティ。前浜の海は広いので、遠心力を使って豪快に振り回してくれます。
- ウェイクボード:スノーボードの海版。波が穏やかな日が多い前浜は、初心者でも立ちやすくおすすめです。
ビーチには複数のマリンショップがテントを出しており、事前予約なしでも当日受付で遊べることが多いです(7〜9月のハイシーズンは予約推奨)。「東洋一の海の上を滑走する」体験は、眺めるだけでは味わえない興奮を与えてくれます。
絶対にやるべきこと③:海の家「マイパマエスカーサ」で宮古牛BBQランチ
泳ぎ疲れたら、ビーチに隣接する施設でランチタイムです。 前浜ビーチの正面入り口にある**「マイパマエスカーサ(Mypama Esquasa)」**は、食事、シャワー、休憩が全て完結する便利なスポットです。
海を見ながらの手ぶらBBQ
ここでの一番のおすすめは、テラス席で楽しむBBQ。 面倒な火起こしや片付けは不要。宮古牛やアグー豚、島野菜を焼きながら、目の前に広がる宮古ブルーを眺めてオリオンビールを飲む…これぞリゾートの極みです。 (※BBQは事前予約が必要な場合が多いので、公式サイトで確認しましょう)
軽食や宮古そばも充実
BBQ以外にも、宮古そばやタコライス、マンゴースムージーなどのカフェメニューも充実しています。 冷房の効いた室内席もあるので、真夏の殺人的な暑さから逃れてクールダウンする場所としても重宝します。
絶対にやるべきこと④:喧騒を離れて「漁港側(前浜港)」で静寂に浸る
これはガイドブックにはあまり載っていない、地元民の裏技です。
前浜ビーチのメインエリア(マイパマエスカーサ前)は、夏場はパラソルがひしめき合い、ジェットスキーの音が響き渡る賑やかな場所です。 「もっと静かに海を眺めたい」「波の音だけを聞きたい」という方は、**ビーチに向かって左側(来間大橋側)**へひたすら歩いてみてください。







