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沖縄県には、他県の人々が聞くと耳を疑うような独自の食文化が存在します。 その代表格が**「締めステーキ」**です。

飲み会の後、ラーメンやお茶漬けで締めるのが本土の定番ですが、沖縄県民、そして宮古島民は違います。 泡盛を浴びるほど飲み、午前2時、3時になった頃、誰かがこう呟くのです。 「よし、肉食いに行くか」と。

深夜のステーキハウスは、酔っ払った地元客や観光客で満席。 鉄板の上でジュージューと音を立てる200g、300gの肉塊を、皆が無心で平らげていく光景は、まさに沖縄の夜のクライマックスと言えるでしょう。

なぜ、深夜にステーキなのか? どこのお店に行けばいいのか? どんな頼み方が正解なのか?

この記事では、年間30日以上を宮古島で過ごし、夜な夜な西里通りを徘徊する筆者が、宮古島の「締めステーキ」文化と、絶対に外せない名店を徹底的に解説します。 これを読めば、あなたはもう、宮古島の夜に迷うことはありません。胃袋の限界を超えた向こう側にある、肉の桃源郷へご案内します。

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第1章:なぜ沖縄・宮古島では「深夜にステーキ」なのか?

お店を紹介する前に、まずはこのクレイジーかつ愛すべき文化の背景を理解しておきましょう。これを知っているだけで、ステーキの味が3割増しで美味しく感じられるはずです。

アメリカ統治時代の名残

最大の理由は、沖縄の歴史にあります。 戦後、アメリカの統治下にあった沖縄では、本土よりも早くから牛肉の輸入が自由化されていました。 米軍基地周辺には、兵士向けのステーキハウスが乱立し、安くてボリュームのあるステーキが庶民の間にも浸透していきました。 当時、関税の関係で牛肉が豚肉よりも安く手に入った時期もあり、「肉=ご馳走だが、手軽に食べられるスタミナ食」という図式が出来上がったのです。

「お酒の分解を早める」という都市伝説(?)

沖縄の夜は長いです。そして、飲むお酒はアルコール度数の高い泡盛です。 地元の人々はこう言います。 「肉を食べないと、翌日酒が残るんだよ」 「タンパク質がアルコールを分解してくれるから、締めは肉が一番体にいい」 医学的にどこまで正確かは置いておいて、この信念は揺るぎません。 実際に、たっぷりのニンニクと共に赤身肉を食べることで、翌朝不思議と胃もたれしていない(ような気がする)のは、多くのリピーターが証言するところです。

タクシー運転手と飲食業者の味方

深夜のステーキハウスを支えているのは、実は観光客だけではありません。 夜のお仕事を終えた飲食店のスタッフや、深夜までハンドルを握るタクシーの運転手さんたちが、仕事終わりの食事として利用することが多いのです。 彼らにとって、サッと焼けて、スタミナがつき、ご飯も進むステーキは、最高の「晩ごはん」なのです。

第2章:宮古島の「締めステーキ」絶対王者「ステーキハウス レオン」

宮古島で「締めステーキ」を語る上で、この店を避けて通ることはできません。 西里大通りのランドマークであり、宮古島の夜の胃袋を一手に引き受ける伝説の店。 それが**「ステーキハウス レオン」**です。

昭和アメリカンな佇まい

西里大通りのファミリーマートの向かい、雑居ビルの2階。 「ステーキハウス」と書かれた赤い看板と、窓から漏れる暖色の明かりが目印です。 階段を上がると、そこには昭和の喫茶店とアメリカンダイナーを足して2で割ったような、何とも言えないノスタルジックな空間が広がっています。 赤いベルベット調のソファ、年季の入ったテーブル、そして壁に貼られたメニュー札。 深夜3時だというのに、店内は満席。 若者のグループ、模合(モアイ)帰りのオジサンたち、そして観光客が入り乱れ、カオスな熱気に包まれています。

まずは「謎のスープ」で整える

レオンに着席し、ステーキを注文すると、すぐにセットの「サラダ」と「スープ」が運ばれてきます。 このスープこそが、沖縄ステーキハウスの洗礼です。 白濁した、とろみのあるスープ。 クリームシチューのようでもあり、ポタージュのようでもある。 具材は細かく刻まれたマッシュルームや野菜が少し入っている程度。 一口飲むと、胡椒のピリッとした刺激と、何とも言えない優しい旨味が広がります。 本土の高級ステーキハウスで出てくるコンソメやビシソワーズとは全くの別物。 しかし、この「謎のクリームスープ」を飲み、大量の粗挽きコショウを振りかけることで、「ああ、今から肉を食うんだ」というスイッチが入るのです。 このスープは、二日酔い防止のウコンのような役割を果たしているのかもしれません。

注文すべきは「テンダーロイン」一択

メニューにはリブロースやサーロイン、ハンバーグなど様々な種類がありますが、締めに食べるなら**「テンダーロイン(ヒレ肉)」**が正解です。 脂身が少なく、赤身の旨味が凝縮された柔らかい肉。 Lサイズ(約250g〜300g)を頼んでも、驚くほどペロリと食べられてしまいます。 焼き加減は「レア」か「ミディアムレア」がおすすめ。 熱々の鉄板に乗って運ばれてくるので、食べている間に火が通っていきます。

味変の魔法「A1ソース」と「ニンニク」

沖縄のステーキハウスには、必ず卓上に「A1ソース」が置かれています。 イギリス生まれの酸味が強い茶色いソースです。 初めて食べる人は、その酸っぱさに驚くかもしれません。 しかし、これこそが脂っこい口の中をリセットし、肉を無限に食べさせる魔法の液体なのです。 さらに、卓上の「おろしニンニク」をこれでもかというほど肉に乗せ、A1ソースをドバッとかける。 これが宮古島流の深夜の作法です。 翌日の匂い? 宮古島にいる間は、誰もそんなことを気にしません。全員がニンニク臭いのですから。

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